釧路 医療・介護 生成AI ガイドライン
釧路の医療・介護向け生成AIガイドライン|個人情報・録音・緊急連絡
医療・介護では、一般案内、電話メモ、会議録、申し送りの整理にAIを使える場面がある一方、個人情報、診断・ケア判断、緊急連絡を明確に人へ戻す必要があります。小さく安全に試す境界を整理します。
結論:一般案内と下書きから始め、個別判断を任せない
公開済みの受付案内、匿名化した会議メモ、職員向け資料の下書きなどから始めます。患者・利用者ごとの診断、処方、状態変化、ケア方針、緊急性をAIだけで決めません。
業務別の利用範囲と有人判断
| 業務 | 試しやすい範囲 | 必ず人へ戻す内容 |
|---|---|---|
| 受付・FAQ | 公開情報から一般案内案 | 症状、緊急性、個別費用、例外 |
| 電話メモ | 録音同意後の項目整理 | 氏名、日時、薬、状態変化、折返し |
| 申し送り | 匿名化メモの分類・要約 | 観察事実、緊急連絡、ケア判断 |
| 会議録 | 発言の整理と課題候補 | 決定事項、担当、期限、個人情報 |
| 職員資料 | 公開資料に基づく下書き | 施設規程、法令、専門職の承認 |
入力しない情報
- 氏名、住所、連絡先、生年月日、顔、音声
- 病歴、診断、処方、検査、障害、要介護情報
- 家族・職員・取引先を特定できる情報
- 記録番号、保険情報、認証情報
- 未公開の事故、苦情、契約、経営情報
匿名化しても再識別できる組み合わせにならないか確認します。
録音・要約前の7点確認
- 録音する目的
- 録音対象と録音しない場面
- 本人・関係者への説明と同意
- 保存場所、保存期間、削除
- 文字起こし・AI事業者への送信範囲
- 閲覧できる職員と操作記録
- 同意しない場合の代替手順
録音開始を画面や音で分かるようにし、同意の記録も残します。
緊急連絡をAIだけで処理しない
- 痛み、呼吸、意識、転倒、出血など状態変化
- 服薬、アレルギー、処置に関する連絡
- 虐待、事故、行方不明、生命・身体の危険
- 予約変更の中に含まれる体調相談
- 家族・関係機関からの至急連絡
該当語だけに頼らず、迷った場合に職員へ即時転送する手順、連絡先、対応時間を決めます。
原記録とAI要約を分ける
- 原音、原メモ、正式記録のどれが原本か決める
- AI要約には作成日時と確認者を残す
- 氏名、日時、数値、薬剤名、固有名詞を照合する
- 修正履歴と差し戻し理由を記録する
- 正式記録へ転記する責任者を決める
AI要約だけを根拠に原記録を削除しません。
職員アカウントと権限
- 会社・法人が許可したサービスとプランだけを使う
- 共有IDや個人契約を避け、職員ごとに権限を付ける
- 部署・職種・担当利用者に応じて閲覧範囲を分ける
- 異動、休職、退職、委託終了時に即日停止する
- 外部連携、共有リンク、データ出力を定期確認する
4週間で測る8指標
- 対象件数
- 記録・整理時間
- 確認・承認時間
- 氏名・日時・数値等の修正
- 重要事項の抜け候補
- 差し戻し・未対応
- 有人引き継ぎまでの時間
- 質問、事故、利用停止
確認時間込みの測定は釧路のAI導入効果測定ガイドも参考にしてください。
即時停止する状態
個人情報の不適切な入力・共有、誤送信、緊急連絡の見落とし、無確認の診断・ケア判断、管理外アカウントが疑われる場合は利用と外部連携を止めます。対象者、期間、データ、送信先、操作記録を確認し、従来手順へ戻します。
社内規程へ追加する9項目
- 許可業務と禁止業務
- 入力禁止情報と匿名化
- 録音説明・同意・代替手順
- 緊急連絡と有人引き継ぎ
- 原記録、正式記録、AI要約の区別
- 専門職の確認・承認責任
- 保存・共有・削除・操作記録
- 職員権限と退職時停止
- 事故時の停止・報告・再開条件
共通規程は釧路の生成AIガイドライン雛形で整理しています。
相談前に用意する6項目
- 医療・介護の区分と対象部署
- 試したい1業務と月間件数
- 現在の記録・確認時間
- 扱う個人情報と原記録
- 利用中のサービス・端末
- 確認責任者と希望時期
医療・介護で安全に試す1業務を整理する
受付、電話メモ、会議録、申し送りのうち、負担が大きい業務を3行程度でお知らせください。個人情報は入力しないでください。
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